獲得標高・勾配とは?(初心者向けの坂道の難易度の考え方)

こんにちは! オオホリです。

今度、全くの初心者の友達と自転車で走りに行くことになりました。

「今回行くところってどれくらいのキツさなのか?」を彼に説明をするのに、峠(坂道)の難易度をどうやって説明したらよいのか考えました。

抑えるべきはこの4つ

色々と考えた結果、基本的にはこちらの4つを説明すればいいのではないかなーという結論に至りました。

自分も自転車に乗りたての頃は分からなかったので参考になれば幸いです!

1、距離 どれくらいの長さ坂を登るのか?
2、標高 どのくらいの高さまで登るのか?
3、獲得標高 合計でどのくらい登るのか?
4、勾配 坂はどのくらいのきつさか?

自転車乗りの間でよく飛び交う用語ですね 笑

1つ1つ見ていきましょう。

距離と標高の考え方

この2つは基本ですね。

距離に関しては説明不要かと思います。

距離が長くなれば長くなるほどコースの難易度は上がります。

また、基本的には標高も高くなるとコースの難易度が上がります。

image例えば・・・。

富士山5合目まで登れるあざみライン:標高2000m/11km登る。

東京で一番高い道路の風張峠:標高1146m/20km登る。

関東で初級レベルの大垂水峠:標高397m/7km登る。

といった具合です。

その人の脚質にもよりますが基本的には「あざみライン」>「風張峠」>「大垂水峠」の順でコースの難易度は上がっていきます。

獲得標高の考え方

獲得標高は少し難しいですね。僕は初めは分かりませんでした。。。

実際に走るコースは登ってばかりでなく登って下ってのアップダウンです。

その中でも登った標高の総計が獲得標高になります。image
例えば上図のように、300m登って、50m下って100m登って、200m下って300m登った場合の獲得標高は300+100+300=700mになります。

獲得標高も数値が大きいほうがコースの難易度が高くなります(要はアップダウンが激しいということですね)

※本来、登った標高の総計は累積標高というらしいのですが、自転車業界では獲得標高と言われる事が多いのでそのようにしています。

勾配の考え方

o0480029413592972341勾配○%とかよく言う奴ですね。

100m走って1m登ったら1%。100m走って2m登ったら2% 100m走って10m登ったら10%と覚えると良いです。

勾配って自転車乗り始めの頃は全然分かりませんでした。

乗ってるウチにだいたい何%くらいか、みたいに感覚が付いてきます。

まとめてみると・・・

o0800048713585939045

縦軸が獲得標高(m)で、 横軸が距離(km)になっています。

また、コース名の横の( )は 登りの勾配(%)です。

パッと見て、大垂水峠が 一番楽そうなのは、 何となく分かりますでしょうか?

この表に沿って、チャレンジしていく峠を考えてみると、まず大垂水をクリアして、次に牧馬にチャレンジしていくのがいいかなーみたいな感じで考えていけると思います。

その次は箱根でも良いんですが、 登りの平均勾配が5.7%でキツイので、 ヤビツ辺りが良さそうですかね。

と、まあこの様な具合で走るコースを選ぶ モノサシになってきますね。

コース作成→実際に走るを繰り返していると、だんだん感覚が付いてきてコースの難易度を把握できるようになると思います。

それでは、今回も皆さまの自転車ライフのご支援になれましたら幸いです。