リクナビネクストにブラック企業の求人ってあるの?人材業界出身の僕が暴露するよ!

こんにちは!日本10周中ブロガーのオオホリ(@OOHORI_bicycle)です。

誰でもブラック企業に好き好んで就職したくはないですよね。なので転職先を選ぶのには慎重になるはず・・・。

今回は業界最大手のリクナビネクストにブラック企業の求人があるのか?人材業界出身の僕が徹底的に暴露します。

ブラック企業が載ってない転職サイトなど存在しない

先に結論を言いますが、「リクナビネクストにブラック企業の求人は存在する」という回答になってしまいます。

ただ、これはリクナビネクストに限らず大手転職サイトはどこも同じ状況と言えるでしょう。

そもそもの話になってしまいますが、ブラック企業とはどんな企業でしょうか?ブラック企業大賞のHPによると以下のように定義されています。

①労働法やその他の法令に抵触し、またはその可能性があるグレーゾーンな条件での労働を、意図的・恣意的に従業員に強いている企業

パワーハラスメントなどの暴力的強制を常套手段として従業員に強いる体質を持つ企業や法人(学校法人、社会福祉法人、官公庁や公営企業、医療機関なども含む)。

このように、定義に「グレーゾーンな条件での労働」と表記があり、まずブラック企業の定義自体が曖昧です。

更にパワハラの定義も「本人が精神的苦痛を感じパワハラと認識する」事です。

このことから、極論を言ってしまえばブラック企業が載っていない転職サイトを作るのは不可能と言えるでしょう。

そもそもブラック企業の定義が曖昧なので、入社した人がブラックだと思えばブラックになってしまいますので・・・。

※実際にブラック企業大賞を受賞するような企業も毎年リクナビを始めとした転職サイトに求人を出しています

リクナビ及びその他の転職サイトを攻撃・誹謗中傷する意図は全くありません転職者と企業のより良い未来の為にこの記事を書いています。

業界団体によるチェック機能が存在する

ではリクナビを始めとした転職サイトがブラック企業を野放しにしているか?と言うと、そういうわけではありません。

全国求人広告協会(略して全求協=ぜんきゅうきょう)という業界団体が存在し、転職サイトに掲載ができる条件を定め、厳しくチェックをしています。(もちろんリクナビネクストを運営するリクルートキャリアも加盟)

最近では見込み残業に関する表記がより厳しく取り締まられるようになりましたね

また、企業毎に審査部門を設けて社内でも厳しくチェックをしています。(この審査が厳しくて、業界や職種によっては掲載までこぎつけるのが大変なんだな。。。)

転職サイトの価値は求人案件の掲載数

あなたは求人案件が1000件載っている転職サイトと100件載っている転職サイトのどっちを使いたいですか?

「業界に特化している」とか「他には無い機能がある」とかが無い限りは1000件載っている転職サイトを使いたいと思う人の方が多いと思います。

実はこれ、企業側も同じ事を思うんです。

企業側はより多くの転職者が見ているサイトを使いたいんです。

なので、転職サイトの価値は求人案件の掲載数なんですね。

何が言いたいのかというと、もちろん業界全体や各企業でブラック企業を弾く仕組みは作っていますが、同時にたくさんの求人案件を載せるのも転職サイトの使命なのです。

その中にはグレーな企業も含まれているかもしれません。

あなたの見ている求人案件は誰が書いた?

転職サイトに載っている求人案件は、企業の人事担当が書いているのではなく、リクナビなど転職サイトの人が取材をして書いています

ただ、その取材している人のレベルも様々なのが現状です。

自分で勉強して社労士の資格を持っている様なベテランもいますし、入社1年目の新人もいます。また、外注のライターの場合もありますね。

なので、ブラック企業を見抜く目や記事のクオリティにどうしても差が出てしまうんですよ。

もちろん、各企業でそういった取材やライティングの研修をしたり、コンテストを実施して良い求人広告の共有をしたりしていますが、全部の求人広告が同じクオリティにはなりませんね。

これは求人広告に限らず、どんなサービスでも同じだと思います。

結論:ブラック企業かどうかは自分で見極めろ

そもそも、どういう要素をもってブラック企業と感じるか?はその人によって違います。

なので、自分が絶対に譲れない要素は自分の目でしっかり確認しましょう。

労働時間や休日なら求人広告に書いてある内容は遵守されているのか?部署によって違いはないか?有給や早帰りの実態はどうか?

人事に聞くだけでなくネットも駆使して調べた方が良いですね。

人間関係などはチェックしづらいですが、オフィスを見学させてもらったり、転職会議など転職評判系のサイトを覗いてみると良いでしょう。

転職者も人事も転職サイトもそれぞれがリテラシーを高めることで、より良いマッチングが実現されていくはずです。

ではでは。

皆さんが良いキャリアを歩めますように!

プチ転職講座 byブルゾンみきお


最後に、人材業界での営業経験があり延べ500社以上の人事や社長と採用について話をした僕から、転職に関して少しだけ解説!

転職方法は大きく分けると①転職サイト②転職エージェント③ハローワーク④知人紹介4つで、それぞれにメリット・デメリットがあります。

転職方法 メリット / デメリット
①転職サイト ネットで手軽に見れる・スカウトがある / 自分で探す必要あり
②転職エージェント カウンセリングや書類添削がある / 多数の企業を比較できない
③ハローワーク 一番求人数が多い / 企業の質が玉石混交
④知人紹介 事前に内情を知れる・選考上の優遇 / 選択肢が少ない・断りづらい

この4つの中でも転職サイトと転職エージェントに関しては人材系の企業が色々なサービスをリリースしておりどれを使えばよいか迷ってしまうと思います。

数多くある転職系サービスの中から、元業界人としてオススメできるサービスをいくつかピックアップしておきましたので、参考にしてみてください。

①転職サイト

https://doda.jp/

転職サイトはWebサイト上で沢山の求人を一覧できるサービスで、転職する人(求職者側)は無料で利用可能。

大手の総合型転職サイトの方が沢山の選択肢の中から選ぶ事ができるのでオススメですね。(SE・美容師・医師・看護師など専門職は大手総合型サイトではなく特化型サイトの方がオススメ)

具体的にはリクナビNEXTマイナビ転職DODAen転職の4サイトです。

また、転職サイトは複数のサイトに登録して同時に利用した方が良いですね。

なぜかと言うと、転職サイトは掲載する企業側が掲載料を払っているため、複数のサイトに求人を出せる企業はほんの一握りなんです。つまりは、「このサイトにしか求人を出していない!」という企業がごまんとあるわけですね。

僕が営業していた時も「そんな複数のサイトに求人出すほど採用費無いよ!」とお客さんによく言われてました。。。

ということで、リクナビNEXTマイナビ転職DODAen転職の4サイトに関しては、とりあえず無料登録しておき、自分の希望する案件を探すことオススメします。

②転職エージェント

https://www.r-agent.com/

転職エージェントは、転職サイトのようにWEBで仕事を探すのではなく、転職エージェント(コンサルタント)と直接対面でカウンセリングを受けながら仕事を探していくサービスです。

更にこの転職エージェントサービスではカウンセリングだけでなく、職務経歴書や履歴書の添削や企業とのやり取りの代行までやってくれます。

かなり至れり尽くせりのサービスなのですが、デメリットとしては転職サイトのように自分主導で複数の企業を比較する事ができない事です。基本的にはエージェント(コンサルタント)が案件をオススメしてくる仕組みだからですね。

転職サイトと同じく、転職エージェントに関しても複数のエージェントを併用するのが基本です。

何故かというと、エージェント会社によって得意な業界や職種があるというのも、理由の1つなのですが、一番の理由はエージェント(コンサルタント)との相性が大切だからです。

https://doda.jp/consultant/

正直、エージェント(コンサルタント)の実力ってまちまちなんですよね。(場合によっては研修が終わったばかりの新卒社員が担当として付く場合もあります。)

また、エージェント(コンサルタント)も人間ですので、あらゆるお客様に合わせられるように研修や経験を積みますが、どうしても人間的な相性は出てくるでしょう。

こういった理由がありますので、基本的には複数のエージェントに登録してみて相性を確かめてみることをオススメします。

リクルートエージェントDODAは2大勢力なので、とりあえず無料カウンセリング受けてみる位の感じで良いと思います。

外資系への転職ならJAC Recruitment という業界3番手のエージェントが強いですね。

おまけ:注目の新興サービス

最後に僕が最近注目している新興の転職系サービスを紹介しておきます。

正直、転職系のサービスは差別化がしづらくパッとしないサービスも多いのですが、僕が「コレは!」と思ったサービスに絞りました。

気になるのがあったら見てみてください。

1:サイトとエージェントの良いとこドリ / ジョブクル

https://jobkul.com/

なんと、アプリ上で転職エージェントの相談ができるという画期的なサービス!

これは大手のエージェント会社は新規事業で立ち上げない限りはマネできないでしょうね・・・。

エージェントに相談はしたいけど、わざわざ足を運ぶのはハードルが高いと考えている人にはもってこいのサービスです。

ジョブクルを見てみる

2:エージェントを検索できる / マイナビ転職エージェントサーチ


マイナビは転職サイトは良いんですが、転職エージェントの領域ではリクルートエージェントとDODAに負けてるんですよね。(なので、さっきは紹介しませんでした)

そんなマイナビですが、このサービスは非常に面白い。

先程、転職エージェントはエージェント(コンサルタント)との相性が大切と書きましたが、このマイナビ転職エージェントサーチは、正にその課題を解決してくれるようなサービス。

なんと、複数の企業から自分にピッタリのエージェントを探すことができるんです!

https://mynavi.agentsearch.jp/?tr=common_hdr

住んでいる地域に特化したエージェントや、希望職種に特化したエージェントなど条件を絞り込むことができます。

また、エージェント(コンサルタント)の方の経歴や、カウンセリングする際に大事にしているポリシーなども書いているので自分に合いそうな人を探せるように工夫されています。

顔写真があるのもなんとなく安心できますね!これは良いサービス。

マイナビ転職エージェントサーチを見てみる

皆さんが良いキャリアを歩めますように!

以上、最後まで呼んで頂きましてありがとうございました。

少しでも役に立てましたら嬉しいです。

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分かる範囲でしたらお答えします。